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「生徒の理科」論文査読規定|生徒の理科研究所

♦「生徒の理科」生徒論文査読規定 生徒論文査読の基本事項 査読依頼と結果報告 査読基準(査読結果報告書) ♦「生徒の理科」シニア論文査読規定 シニア論文査読の基本事項 査読依頼と結果報告 シニア論文査読基準 ♦「生徒の理科」総説論文・方法論文・評論査読規定 総説論文・方法論文・評論査読の基本事項 査読依頼と結果報告 総説論文・方法論文・評論査読基準 ♦「生徒の理科」編集委員


「生徒の理科」生徒論文査読規定

生徒論文査読の基本事項(2018・07・09)

①すべての投稿論文は、まず、「生徒の理科」生徒論文投稿規定の遵守・「生徒の理科」への適合性・文章の適切性について編集部により基礎査読が行われます。その結果、上記基準を満たさず大幅な書き直しが必要な場合は査読委員による査読は行われず、編集部による基礎査読結果が「編集部の指摘・助言」とともに著者に通知され、「書き直し再投稿」が求められます。上記基準を満たし査読委員による査読が可能な場合は、関係する分野の編集委員と2名の査読委員により査読されます。編集委員は生徒の理科編集部の委員です。このホームページに公表されています。査読委員は、大学等の研究者から選ばれる1名と、生徒理科研究に取り組む高校教員等から選ばれる1名です。査読委員名は公表されません。場合によっては編集委員と査読委員1名で査読されることもあります。

②査読委員による査読では、「査読基準」に基づき科学論文の3要件(新規性、科学的論理、信頼性)を満たしているか否か、および、「生徒の理科」論文原稿作成法にもとづき書かれているか否かが評価され、その結果は、「査読結果報告書」と「査読者の指摘・助言」としてまとめられ編集部に報告されます。「査読者の指摘・助言」は、投稿論文を科学論文として成り立たせるにはどのように修正すればよいかのという観点から丁寧に行われます。*科学論文の3要件については、「生徒の理科」生徒論文投稿規定参照。

③投稿論文の出版可否の最終的判定は、査読委員から送られてきた「査読結果報告書」と「査読者の指摘・助言」を参考に、関係する編集委員と編集部で決定し、投稿論文受付日から原則として2ヶ月以内に著者に通知されます。この時、各査読委員の「査読結果報告書」と「査読者の指摘・助言」も同時に著者に知らされます。査読の結果、多くの投稿論文が書き直しや、追加実験・データが求められることでしょう。しかし、これはその論文の評価が特に低いというわけではありません。このようなことは査読有り論文誌では普通のことです。著者は追加実験を行ったり書き直したりして再投稿します。

④「生徒の理科」では、論文出版に最低限必要とされる新規性のレベルを「日本語で行われる高校・中学・小学の理科教育とこれまでの生徒理科研究を超える新規性」とします。また、「その他の既知情報を参照した場合は、その参照情報を超える新規性」を条件とします。これは、この論文誌が生徒理科研究のための論文誌であるという特殊性を踏まえた工夫で、全世界的・全歴史的レベルの「新規性」が求められる大学以上の一般研究論文誌とは異なります「生徒の理科」論文投稿規定ページ「論文出版に必要な新規性について」参照。

⑤査読における論文出版の受理/非受理の判断は、「新規性」について前項④の条件を満たしているか否か、および、科学論文としての論理性と信頼性が有るか否かで行います。研究の「新規性」・「重要性」の程度の違いによる差別は行いません。この査読方針はPLOS ONE (Public Library of Science社、公共科学図書館)に学んだものです。もちろん生徒の理科研究論文であっても「新規性」・「重要性」が必要で、それらは論文に明瞭に述べられていなければなりません。しかし、その程度の判断は著者と読者にゆだねるという立場です。

⑥査読審査に対する報酬はありません。しかし、わずかですが一定額の査読経費代を支払います。大学等公的機関の研究者や理科教師等の方々には、教育・研究職に付随する社会貢献活動の1つとして査読業務にご協力いただけることを期待しています。

査読依頼と結果報告

①査読の依頼は「生徒の理科」編集部からの電子メールで行います。査読の依頼メールには、論文の題名、著者名、要旨を添えます。

②査読を引き受けていただけるか否かの返事を4日以内にメールでご返信ください。査読を引き受けていただける場合は、ただちに、投稿論文のPDFファイルをお送りします。

③「再投稿」論文および「書き直し投稿」論文の査読は、原則として「新規投稿」論文と同一の査読委員に依頼します。この場合は、査読引き受けの確認後、「投稿論文」のPDFファイルと「査読者への回答」のPDFファイルをお送りします。

④査読期間は投稿論文が届いてから1か月間です。以下の「査読基準」により、査読をお願いします。この時、前もって前節の「査読の基本事項」と「生徒の理科」論文投稿規定ページの「論文作成の基本事項」「論文出版に必要な新規性について」「研究倫理の遵守」「論文原稿作成法」「再投稿論文の作成と投稿方法」をご参照ください。査読後、「査読結果報告書」に必要事項を記入し、別にwordで作成した「査読者の指摘・助言」ファイルとともに、編集部にお送りください。

⑤担当編集委員は、「査読結果報告書」と「査読者の指摘・助言」にもとづき「論文評価案」を作成し編集部に報告します。この際、査読が「生徒の理科」査読基準に基づいて適切に行われているか、指摘事項に漏れがないかに注意を払います。

⑥「生徒の理科」編集部は、査読委員からの「査読結果報告書」と「査読者の指摘・助言」と担当編集委員からの「論文評価案」にもとづいて論文の最終評価を決めます。

⑦査読の最終評価は投稿受付後原則として2か月以内に編集部から責任著者に通知されます。この時、査読委員からの「査読結果報告書」と「査読者の指摘・助言」も同時に著者に知らされます。

⑧査読委員に対する報酬は原則としてありません。しかし、わずかですが一定額の査読経費代を支払います。査読委員の方々には、教育・研究職に付随する社会貢献活動の1つとして査読業務にご協力いただけることを期待しています。

生徒論文査読基準 (査読結果報告書)

査読は以下の基準により行われます。編集部による出版の可否判定も同様の基準により行われます。A.は論文の総合評価です。B.は論文として成り立っているか否かの観点別評価です。C. は問題点と書き直し方法を具体的に説明した「査読者の指摘・助言」文書です。論文の総合評価が「書き直し受理 」あるいは「書き直し再投稿」の場合は、書き直し等により最終的にB.のすべての項目について「問題なし」となった場合に「出版受理」となります。ただし、査読者の誤解・理解不足・知識不足を原因とする、あるいは生徒論文投稿規定にもとづかない判断・評価・指摘については、著者は反論・説明することができます。

A.この論文の総合評価。1つ選んでチェックしてください。(著者に知らせます)
「生徒の理科」では、①新規性について次節B1.の条件を満たし、しかも、②科学論文としての論理性と信頼性があれば、生徒理科研究論文として出版価値があると考えます。選択肢の意味は次の通りです。「出版受理」はこのまま出版可能。「書き直し受理」は指摘事項を適切に書き直せば再査読なしで出版受理。「書き直し再査読」は指摘に基づき大きな書き直し修正後、再度査読が必要。「出版不可」は今のところ出版可となる見込みはない。

どれか1つをチェックしてください(必須)
出版受理   書き直し受理   書き直し再査読   出版不可

B.観点別評価。以下の質問の答えを1つ選んでチェックしてください。(著者に知らせます)

1.この論文には「日本語で行われる高校・中学・小学の理科教育とこれまでの生徒理科研究を超える新規性」がありますか。また、その他の既知情報を参照した場合は、その参照情報を超える新規性がありますか。そして、論文にはどのような範囲で調べたところ新規なのかが明確に説明されていますか。
問題なし  一部問題あり   問題あり
2.研究はすくなくとも高校で可能なレベルの科学的な方法で行われ、議論は証拠に基づき科学的論理で行われていますか。データの信頼性はだいじょうぶですか。必須の重要事項が欠けていませんか。
問題なし  一部問題あり   問題あり
3.「図・表」と「図表の説明」は適切に作成されていますか。
問題なし   一部問題あり   問題あり
4.文章は科学論文として適切な日本語で簡潔に書かれていますか。出版に不適切な内容や表現が含まれていませんか。
問題なし   一部問題あり   問題あり

5.その他、論文原稿は
「生徒論文投稿規定」に基づき適切に書かれていますか。「表題(タイトル)」・「要旨」・「追加キーワード」・「はじめに」・「材料と方法」・「本文」・「考察」・「謝辞」・「引用文献」・「研究費補助金」・「役割分担」・「利益相反」・「英文要旨」について気付いた点をご指摘ください。
問題なし   一部問題あり   問題あり
 
C.「査読者の指摘・助言」の文書をワードファイルで作成し、このメールに添付してお送り下さい。(著者に知らせます)
投稿論文を科学論文として成り立たせるために必要な修正について具体的で丁寧な「指摘・助言」をお願いします。次の内容をお書きください。文章は「ですます調」で書きます。

①この論文の評価について:上記Aの「この論文の評価」の理由を重要な指摘事項を含めて短く(数行~十数行で)説明してください。
②個別的問題点:箇条書きで、論文の問題個所の行番号を記し問題点の指摘・質問・修正のための助言を記してください。結果的に上記Bで「一部問題あり」あるいは「問題あり」とした項目のすべてが含まれるようにお願いします。指摘は小出しにせず、重要な論点はもれなくご記入ください。論文の総合評価が「書き直し受理 」の場合は、再投稿の際、指摘・助言事項のすべてに著者が適切に応えた場合には出版受理とできるようにご記入ください。

ファイル名を半角英数文字にした上で、以下の枠内に貼り付けてお送りください。


「生徒の理科」シニア論文査読規定

シニア論文査読の基本事項(2019・06・10)

①すべての投稿論文は、まず、「生徒の理科」シニア論文投稿規定の遵守・「生徒の理科」への適合性・文章の適切性について編集部により基礎査読が行われます。その結果、上記基準を満たさず大幅な書き直しが必要な場合は査読委員の査読は行われず、編集部による基礎査読結果が「編集部の指摘・助言」ともに著者に通知され、「書き直し再投稿」が求められます。上記基準を満たし査読委員による査読が可能な場合は、関係する分野の編集委員と2名の査読委員により査読されます。編集委員は生徒の理科編集部の委員です。このホームページに公表されています。査読委員は、大学等の研究者から選ばれる1名と、生徒理科研究に取り組む高校教員等から選ばれる1名です。査読委員名は公表されません。場合によっては編集委員と査読委員1名で査読されることもあります。

②査読委員による査読では、「シニア論文査読基準」に基づき論文の新規性、シニア論文としての意義、正確性、論理性、叙述の明解性等が評価され、その結果は、「シニア論文査読結果報告書」と「査読者の指摘・助言」としてまとめられ編集部に報告されます。

③投稿論文の出版可否の最終的な判定は、査読委員から送られてきた「シニア論文査読結果報告書」と「査読者の指摘・助言」を参考に、関係する編集委員と編集部で決定し、投稿論文受付日から原則として2ヶ月以内に著者に通知されます。この時、各査読委員の「シニア論文査読結果報告書」と「査読者の指摘・助言」も同時に著者に知らされます。「査読者の指摘・助言」は、投稿論文を科学論文として成り立たせるにはどのように修正すればよいかのという観点から丁寧に行われます。その結果、書き直しを求められることがよくあります。さらに追加データ、追加実験が求められることもあります。しかし、このような修正は査読有り論文誌では普通のことです。著者は追加実験を行ったり書き直したりして再投稿します。

④「生徒の理科」では、論文出版に最低限必要とされる新規性のレベルを「日本語で行われる高校・中学・小学の理科教育とこれまでの生徒理科研究を超える新規性」とします。また、その他の既知情報を参照した場合は、その参照情報を超える新規性を条件とします。これは、この論文誌が生徒理科研究のための論文誌であるという特殊性を踏まえた工夫で、全世界的・全歴史的レベルの「新規性」が求められる大学以上の一般研究論文誌とは異なります。また、シニア論文には、「シニア論文としての意義」、すなわち、適切な大学レベルの教科書や専門書を参照・紹介することにより概念の正確な理解と分野の体系的把握を図るとともに、その論文がどのような点で生徒理科研究の発展に貢献するのかを明確に説明することが求められます。*新規性については「生徒の理科」論文投稿規定「論文出版に必要な新規性について」参照。

⑤査読における論文出版の受理/非受理の判断は、「新規性」と「シニア論文としての意義」について前項④の条件を満たしているか否か、および、科学論文としての論理性と信頼性があるか否かで行います。研究の「新規性」・「重要性」の程度の違いによる差別は行いません。この査読方針はPLOS ONE (Public Library of Science社、公共科学図書館)に学んだものです。もちろん生徒の理科研究論文であっても「新規性」・「重要性」が必要で、それらは論文に明瞭に述べられていなければなりません。しかし、その程度の判断は著者と読者にゆだねるという立場です。

⑥査読委員に対する報酬は原則としてありません。しかし、わずかですが一定額の必要経費料を支払います。大学等公的機関の研究者や理科教師等の方々には、教育・研究職に付随する社会貢献活動の1つとして査読業務にご協力いただけることを期待しています。

査読依頼と結果報告

①査読の依頼は「生徒の理科」編集部からの電子メールで行います。査読の依頼メールには、論文の題名、著者名、要旨を添えます。

②査読を引き受けていただけるか否かの返事を4日以内にメールでご返信ください。査読を引き受けていただける場合は、ただちに、投稿論文のPDFファイルをお送りします。

③「再投稿」論文および「書き直し投稿」論文の査読は、原則として「新規投稿」論文と同一の査読委員に依頼します。この場合は、査読引き受けの確認後、「投稿論文」のPDFファイルと「査読者への回答」のPDFファイルをお送りします。

④査読期間は投稿論文が届いてから1か月間です。以下の「査読基準」により、査読をお願いします。この時、前もって前節の「査読の基本事項」と論文投稿ページの「論文作成の基本事項」「研究倫理の遵守」「論文原稿作成法」「再投稿論文の作成と投稿方法」をご参照ください。査読後、「シニア論文査読結果報告書」に必要事項を記入し、別にwordで作成した「査読者の指摘・助言」ファイルとともに、編集部にお送りください。

⑤担当編集委員は、「査読結果報告書」と「査読者の指摘・助言」にもとづき「論文評価案」を作成し編集部に報告します。この際、査読が「生徒の理科」査読基準に基づいて適切に行われているか、指摘事項に漏れがないかに注意を払います。

⑥「生徒の理科」編集部は、査読委員からの「査読結果報告書」と「査読者の指摘・助言」と担当編集委員からの「論文評価案」にもとづき論文の最終評価を決めます。

⑦査読の最終評価は投稿受付後原則として2か月以内に編集部から責任著者に通知されます。この時、査読委員からの「査読結果報告書」と「査読者の指摘・助言」も同時に著者に知らされます。

⑧査読委員に対する報酬は原則としてありません。しかし、年間2報以上の査読業務を行っていただいた場合(再査読を含まず)には、1報を超える部分に対してわずかですが一定額の謝金を支払います。査読委員の方々には、教育・研究職に付随する社会貢献活動の1つとして査読業務にご協力いただけることを期待しています。

シニア論文査読基準 (シニア論文査読結果報告書)

査読は以下の基準により行われます。編集部による出版の可否判定も同様の基準により行われます。A.は論文の総合評価です。B.は論文として成り立っているか否かの観点別評価です。C. は問題点と書き直し方法を具体的に説明した「査読者の指摘・助言」文書です。論文の総合評価が「書き直し受理 」あるいは「書き直し再投稿」の場合は、書き直し等により最終的にB.のすべての項目について「問題なし」となった場合に「出版受理」となります。ただし、査読者の誤解・理解不足・知識不足を原因とする、あるいはシニア論文投稿規定にもとづかない判断・評価・指摘については、著者は反論・説明することができます。

A.この論文の総合評価。1つ選んでチェックしてください。(著者に知らせます)
「生徒の理科」では、下記B.1.の新規性の条件と、B.2.の「シニア論文としての意義」の条件を満たし、しかも、科学論文としての論理性と信頼性があれば、「生徒の理科」シニア論文として出版価値があると考えます。選択肢の意味は次の通りです。「出版受理」はこのまま出版可能。「書き直し受理」は指摘事項を適切に書き直せば再査読なしで出版受理。「書き直し再査読」は指摘に基づき大きな書き直し修正後、再度査読が必要。「出版不可」は今のところ出版可となる見込みはない。

どれか1つをチェックしてください(必須)
出版受理   書き直し受理   書き直し再査読   出版不可

B.観点別評価。以下の質問の答えを1つ選んでチェックしてください。(著者に知らせます)

1.この論文には「日本語で行われる高校・中学・小学の理科教育とこれまでの生徒理科研究を超える新規性」がありますか。また、その他の既知情報を参照した場合は、その参照情報を超える新規性がありますか。そして、論文にはどのような範囲で調べたところ新規なのかが明確に説明されていますか。
問題なし   一部問題あり   問題あり
2.研究はすくなくとも高校で可能なレベルの科学的な方法で行われ、議論は証拠に基づき科学的に正しい論理で行われていますか。信頼性は大丈夫ですか。必須の重要事項が欠けていませんか。
問題なし  一部問題あり   問題あり
3.「はじめに」とその他適切な箇所で、「シニア論文としての意義」、すなわち、この論文が生徒理科研究の発展にどのような点で貢献するのかが明確に書かれていますか。
問題なし   一部問題あり   問題あり
4.「図・表」と「図表の説明」は適切に作成されていますか。
問題なし   一部問題あり   問題あり
5.文章は科学論文として適切な日本語で簡潔に書かれていますか。出版に不適切な内容や表現が含まれていませんか。
問題なし   一部問題あり   問題あり
6.その他、「表題(タイトル)」・「要旨」・「追加キーワード」・「はじめに」・「材料と方法」・「本文」・「考察」・「謝辞」・「引用文献」・「研究費補助金」・「役割分担」・「利益相反」・「英文要旨」は「生徒論文投稿規定」に基づき適切に書かれていますか。
問題なし   一部問題あり   問題あり

C.「査読者の指摘・助言」の文書をワードファイルで作成し、このメールに添付してお送り下さい。(著者に知らせます)
投稿論文を科学論文として成り立たせるために必要な修正について具体的で丁寧な「指摘・助言」をお願いします。次の内容をお書きください。文章は「ですます調」で書きます。

①この論文の評価について:上記Aの「この論文の評価」の理由を重要な指摘事項を含めて短く(数行~十数行で)説明してください。
②個別的問題点:箇条書きで、論文の問題個所の行番号を記し問題点の指摘・質問・修正のための助言を記してください。結果的に上記Bで「一部問題あり」あるいは「問題あり」とした項目のすべてが含まれるようにお願いします。指摘は小出しにせず、重要な論点はもれなくご記入ください。論文の総合評価が「書き直し受理 」の場合は、再投稿の際、指摘・助言事項のすべてに著者が適切に応えた場合には出版受理となります。

ファイル名を半角英数文字にした上で、以下の枠内に貼り付けてお送りください。


「生徒の理科」総説論文・方法論文・評論 査読規定

総説論文・方法論文・評論 査読の基本事項(2019・06・28)

①すべての投稿論文は、まず、「総説論文・方法論文・評論投稿規定」の遵守・内容の適合性・文章の適切性について編集部により基礎査読が行われます。その結果、上記基準を満たさず大幅な書き直しが必要な場合は関係分野の委員による査読は行われず、編集部による基礎査読結果が「編集部の指摘・助言」ともに著者に通知され、「書き直し再投稿」が求められます。上記基準を満たし関係分野の委員による査読が可能な場合は、関係する分野の編集委員1名、または、関係する編集委員1名と外部査読委員1名とによる査読が行われます。編集委員は生徒の理科編集部の委員です。このホームページに公表されています。査読委員は、大学等の公的機関の研究者、または、生徒理科研究に取り組む高校教員等から選ばれる1名です。査読委員名は公表されません。

②関係分野の委員による査読では、「総説論文・方法論文・評論査読基準」に基づき、下記④にある「必要とされる内容」、生徒理科研究の発展における意義、説明の正確性・論理性・分かりやすさ等が評価され、その結果は、「総説論文・方法論文・評論査読結果報告書」と「査読者の指摘・助言」としてまとめられ編集部に報告されます。

③投稿論文の出版可否の最終的な判定は、査読委員から送られてきた「総説論文・方法論文・評論査読結果報告書」と「査読者の指摘・助言」を参考に、関係する編集委員と編集部で決定し、投稿論文受付日から原則として2ヶ月以内に著者に通知されます。この時、各査読委員の「総説論文・方法論文・評論査読結果報告書」と「査読者の指摘・助言」も同時に著者に知らされます。「査読者の指摘・助言」は、投稿論文を科学論文として成り立たせるにはどのように修正すればよいかのという観点から丁寧に行われます。

総説論文・方法論文・評論には、新規性は必要ありません。必要とされる内容は、総説論文では、「特定の分野について高校・中学・小学の理科教育と、これまでに発表された生徒理科研究論文の内容をまとめ、これまでと現在の研究動向を分析し、今後の課題を論じること」、「対象とする研究分野、文献調査範囲(教科書・論文誌名や文献名等)および調査期間を明確に述べること」、および「適切な大学レベルの教科書や専門書を参照・紹介することにより概念の正確な理解と分野の体系的把握を図る」ことです。方法論文では、「大学等で使われている実験方法、様々な専門書、理科教科書、文献等にある実験方法を、高校・中学生が行う生徒理科研究に役立つように修正・改変し、分かりやすく説明すること」、および、「この方法によりどのような生徒理科研究の展開が可能となるのかの説明」です。評論では、「高校・中学・小学の理科教科書、これまでに発表された生徒理科研究論文、専門書、一般専門論文等について、生徒理科研究の観点から議論・評論すること」です。また、総説論文・方法論文・評論には、「生徒理科研究の発展における意義」、すなわち、その論文がどのような点で生徒理科研究の発展に貢献するのかを明確に説明することが求められます。

⑤論文出版の受理/非受理の最終的判断は、査読と同様の基準、すなわち、上記④にある「必要とされる内容」、「生徒理科研究の発展における意義」、説明の正確性・論理性・分かりやすさ等の点で、総説論文、方法論文、評論として成立っているか否かで行います。

⑥査読委員に対する報酬は原則としてありません。しかし、年間(4月から翌年3月までの間に)2報以上の論文掲載にまで至る査読業務を行っていただいた場合には、1報を超える部分に対してわずかですが一定額の謝金を支払います。査読委員の方々には、教育・研究職に付随する社会貢献活動の1つとして査読業務にご協力いただけることを期待しています。

査読依頼と結果報告

①査読の依頼は「生徒の理科」編集部からの電子メールで行います。査読の依頼メールには、論文の題名、著者名、要旨を添えます。

②査読を引き受けていただけるか否かの返事を4日以内にメールでご返信ください。査読を引き受けていただける場合は、ただちに、投稿論文のPDFファイルをお送りします。

③「再投稿」論文および「書き直し投稿」論文の査読は、原則として「新規投稿」論文と同一の査読委員に依頼します。この場合は、査読引き受けの確認後、「投稿論文」のPDFファイルと「査読者への回答」のPDFファイルをお送りします。

④査読期間は投稿論文が届いてから1か月間です。以下の「査読基準」により、査読をお願いします。この時、前もって前節の「総説論文・方法論文・評論査読の基本事項」と「総説論文・方法論文・評論投稿規定」の「総説論文・方法論文・評論作成の基本事項」「研究倫理の遵守」「総説論文・方法論文・評論原稿作成法」をご参照ください。査読後、「総説論文・方法論文・評論査読読結果報告書」に必要事項を記入し、別にwordで作成した「査読者の指摘・助言」ファイルとともに、編集部にお送りください。

⑤担当編集委員は、「査読結果報告書」と「査読者の指摘・助言」にもとづき「論文評価案」を作成し編集部に報告します。この際、査読が「生徒の理科」査読基準に基づいて適切に行われているか、指摘事項に漏れがないかに注意を払います。

⑥「生徒の理科」編集部は、査読委員からの「査読結果報告書」と「査読者の指摘・助言」と担当編集委員からの「論文評価案」をもとづき論文の最終評価を決めます。

⑦査読の最終評価は投稿受付後原則として2か月以内に編集部から責任著者に通知されます。この時、査読委員からの「査読結果報告書」と「査読者の指摘・助言」も同時に著者に知らされます。

⑧査読委員に対する報酬は原則としてありません。しかし、年間2報以上の査読業務を行っていただいた場合(再査読を含まず)には、1報を超える部分に対してわずかですが一定額の謝金を支払います。査読委員の方々には、教育・研究職に付随する社会貢献活動の1つとして査読業務にご協力いただけることを期待しています。

総説論文・方法論文・評論査読基準 (総説論文・方法論文・評論査読結果報告書)

査読は以下の基準により行われます。編集部による出版の可否判定も同様の基準により行われます。A.は論文の総合評価です。B.は論文として成り立っているか否かの観点別評価です。C. は問題点と書き直し方法を具体的に説明した「査読者の指摘・助言」文書です。論文の総合評価が「書き直し受理 」あるいは「書き直し再投稿」の場合は、書き直し等により最終的にB.のすべての項目について「問題なし」となった場合に「出版受理」となります。ただし、査読者の誤解・理解不足・知識不足を原因とする、あるいは総説・方法論文・評論投稿規定にもとづかない判断・評価・指摘については、著者は反論・説明することができます。

A.この論文の総合評価。1つ選んでチェックしてください。(著者に知らせます)
なお、「生徒の理科」では、下記B.1.の「総説論文、方法論文、あるいは、評論に必要とされる内容」と、B.2.の「生徒理科研究の発展における意義」が適切に記述され、しかも、説明の正確性・論理性・分かりやすさの点で総説論文・方法論文・評論投稿規定に従い、論文として成立っていれば、出版可と考えます。選択肢の意味は次の通りです。「出版受理」はこのまま出版可能。「書き直し受理」は指摘事項を適切に書き直せば再査読なしで出版受理。「書き直し再査読」は指摘に基づき大きな書き直し修正後、再度査読が必要。「出版不可」は今のところ出版可となる見込みはない。

どれか1つをチェックしてください(必須)
出版受理   書き直し受理   書き直し再査読   出版不可

B.観点別評価。以下の質問の答えを1つ選んでチェックしてください。(著者に知らせます)

1.この論文には、下記の「総説論文、方法論文、あるいは、評論に必要とされる内容」が適切に記述されていますか。
問題なし   一部問題あり   問題あり
*「生徒の理科」総説論文・方法論文・評論には以下の内容が必要とされます。新規性は必要ありません。
①総説論文では、「特定の分野について高校・中学・小学の理科教育と、これまでに発表された生徒理科研究論文の内容をまとめ、これまでと現在の研究動向を分析し、今後の課題を論じること」、および、「調査対象としたこれまでの生徒理科研究の範囲(教科書・論文コンクール名・論文誌名等)および調査期間(年))を明確に述べること」が必要とされます。生徒理科研究以外の情報については必須ではありません。なお、「高校・中学・小学の理科教育」と「これまでに発表された生徒理科研究論文」の具体的内容は、「生徒の理科」生徒論文投稿規定の「論文出版に必要な新規性について」の項を参照。
②方法論文では、「これまでの生徒理科研究で使われている実験方法、大学等で使われている実験方法、様々な専門書、理科教科書、文献等にある実験方法を、高校・中学生が行う生徒理科研究に役立つように修正・改変し、分かりやすく説明すること」、および、「この方法によりどのような生徒理科研究の展開が可能となるのかの説明」が必要とされます。
③評論では、「高校・中学・小学の理科教科書、これまでに発表された生徒理科研究論文、専門書、一般専門論文等について、生徒理科研究の観点から議論・評論すること」が必要とされます。なお、「これまでに発表された生徒理科研究論文」の具体的内容は、「生徒の理科」生徒論文投稿規定の「論文出版に必要な新規性について」の項を参照。
2.議論は根拠に基づき科学的に正しい論理で行われていますか。必須の重要事項が欠けていませんか。
問題なし   一部問題あり  問題あり

3.「はじめに」とその他適切な箇所に、「生徒理科研究の発展における意義」が明確に書かれていますか。
問題なし   一部問題あり   問題あり
4.「図・表」と「図表の説明」は適切に作成されていますか。
問題なし   一部問題あり   問題あり
5.文章は科学論文として適切な日本語で簡潔に書かれていますか。出版に不適切な内容や表現が含まれていませんか。
問題なし   一部問題あり   問題あり
6.各セクション:「表題(タイトル)」・「要旨」・「追加キーワード」・「はじめに」・「材料と方法」・「本文」・「考察」・「謝辞」・「研究費補助金」・「役割分担」・「利益相反」・「英文要旨」は「生徒論文投稿規定」に基づき適切に書かれていますか。
問題なし   一部問題あり   問題あり
7.本文中の文献引用法や「引用文献」の書き方は「生徒論文投稿規定」に基づき適切ですか。
問題なし   一部問題あり   問題あり

C.「査読者の指摘・助言」の文書をワードファイルで作成し、このメールに添付してお送り下さい。(著者に知らせます)
投稿論文を科学論文として成り立たせるために必要な修正について具体的で丁寧な「指摘・助言」をお願いします。次の内容をお書きください。文章は「ですます調」で書きます。

①この論文の評価について:上記Aの「この論文の評価」の理由を重要な指摘事項を含めて短く(数行~十数行で)説明してください。
②個別的問題点:箇条書きで、論文の問題個所の行番号を記し問題点の指摘・質問・修正のための助言を記してください。結果的に上記Bで「一部問題あり」あるいは「問題あり」とした項目のすべてが含まれるようにお願いします。指摘は小出しにせず、重要な論点はもれなくご記入ください。論文の総合評価が「書き直し受理 」の場合は、再投稿の際、指摘・助言事項のすべてに著者が適切に応えた場合には出版受理となります。

ファイル名を半角英数文字にした上で、以下の枠内に貼り付けてお送りください。