♦理科研究コース受講の呼びかけ ♦生徒理科研究の指導教師には何が求められるか? ♦理科研究コースの基本事項 ♦理科研究コース問い合せ票 ♦理科研究コース申込み票 ♦研究アドバイザー
理科研究コースは、研究指導経験豊かな元大学教員の指導の下に受講者自らが理科研究をトータルに体験することにより、研究業績を挙げるとともに生徒理科研究の指導能力と論文出版能力を高めるためのトレーニングコースです。高校・中学の現役の理科教師と、その他、理科教育関係者を対象とします。新型コロナ感染症対策として、当面は対面ではなくテレビ電話とメールで指導します。
理科研究コース受講の呼びかけ
高校・中学の理科教育への探究活動の本格的な導入を前に、現在、理科教師には研究指導能力と論文出版能力の急速な向上が求められています。未知の発見とその解明を行う研究の指導や論文出版には、既存知識の修得を目指す授業とは異なるスキルが必要です。しかし、そのスキルを向上させるための場は多くはありません。研究指導と論文出版能力の向上には研究・論文出版体験が重要です。他者の話を聞いたり解説書を読んだりするだけでは研究指導能力や論文出版能力は身に付かないからです。そこで、生徒の理科研究所は、研究指導経験豊かな元大学教員(研究アドバイザー)の指導の下に、受講者が自ら理科研究と論文出版をトータルに体験することにより、研究業績を挙げるとともに生徒理科研究の指導能力と論文出版能力を高めるためのトレーニングコース「理科研究コース」を開設しました。高校・中学の現役の理科教師と、その他、理科教育関係者に受講を呼びかけます。当コースはつぎの2点で生徒理科研究の発展に貢献するものと期待しています。①研究・論文出版経験の少ない理科教師と、その他、理科教育関係者にトータルな理科研究と論文執筆・出版経験を積む場を提供すること、②高校・中学教師と元(あるいは現)大学教員の協力の促進とよりよい生徒理科研究指導法の開発に役立つこと。
生徒理科研究の指導教師には何が求められるか?
♦生徒理科研究において指導教師の役割は重要です。多くの生徒にとって研究活動は初めてのことなので、研究活動のすべての段階で教師のていねいな指導が重要です。まず第1に、指導教師には研究管理者として安全の確保と研究倫理の遵守の指導が重要です。しかし、それだけで生徒を放置しておいては研究指導者とは言えません。研究の発展を目指して生徒ともに研究に取組むことが求められます。研究指導の中で特に重要なのが研究の新規性の評価・検討と、科学的論理の指導と信頼性の確保、論文の仕上げです。また、長期的には特色ある独自の専門研究分野(テーマ)の確立が求められます。
♦最初に重要なのが新規性の評価・検討です。新規性は研究の核心です。しかし、通常の授業では経験することのない活動です。「新規性」を語るには、小・中・高校の理科教科書と主要な参考書の内容や過去の生徒理科研究についての体系的で広範な知識とその批判的評価能力が必要ですが、これを生徒にいきなり求めることはできません。「関係する分野について、高校3年生までの教科書と主要な参考書に何が書かれ何が書かれていないのか、過去の生徒理科研究で何が明らかにされ何が明らかにされていないのか。研究課題の新規性はどこにあるのか、あるいは、どこに焦点を当てれば新規性を主張できるのか。研究課題の意義は何か。」については、教師が率先して考え明らかにすることが求められます。そして生徒にも研究の新規性を自ら確認できるようにすることが重要です。生徒だけにまかせておけば、生徒は研究の核心を理解しないまま通常の実験実習のようにすごしたり、多くの夏休み自由研究のように新規性に無関心な単なる探究活動を行うことになりかねません。ここで重要なことは、指導教師に求められるのは研究課題の新規性と意義を明らかにすることであって、専門書や先行研究を調べ上げ研究開始前に前もって結論(研究結果)を得ておくことではないということです。研究活動は通常の授業でおこなう学生実験ではありません。研究をつうじて自ら未知の問題の解明に取り組むことです。指導教師が研究開始前に猛勉強して研究の結論(あるいは研究結果)を先行研究や専門書の中から探し出したとたんに、その研究は新規性のない既知情報の追試になってしまいます。結果的に、研究課題(研究計画)の再検討に追い込まれかねません。なぜなら、生徒理科研究には「小学から高校3年生までの理科教育とこれまでの生徒理科研究」を超える新規性が必要なだけでなく、その他の情報(文献)を参照した場合はその情報をも超える新規性が必要だからです。*詳しくは、「論文出版をめざす生徒理科研究には新規性が必要」を参照。
♦次に重要なことは研究における「科学的論理の指導と信頼性の確保」です。生徒の自主性にまかすといって間違った論理や信頼性のないものを放置しておいてはいけません。しっかり指導する必要があります。理科研究に初めて取り組んだ生徒研究発表によくみられる過ちを挙げます。
①一つは、「問い(疑問)」と「実験・調査計画(方法)と想定される結果」と「結果から導かれる結論」のあいだの論理的整合性の欠如です。「実験・調査計画」が「問い(疑問)」答えられるものになっていない、「結論」が「結果」から論理的に導かれるものになっていない、「結論」が「問い(疑問)」の答えになっていない、発表がみられます。これら3つの間の科学的論理性を生徒とともに繰り返しチェックしましょう。この点は研究教育の重要なポイントです。生徒に科学的論理にもとづく思考方法とは何かを教える重要なチャンスです。
②第2は、大学レベルの「高度な」実験装置や方法を用いているが、実験計画の不十分さや装置・方法の理解不足のために結果の解釈(すなわち結論)に誤りがあったり、ただ教科書や専門書の内容を確認しているだけであったりする研究発表があることです。生徒理科研究の目的は実験装置の操作法や実験方法の体験ではありません。高度な実験装置や方法を用いてより高いレベルの研究(「問い」の解明)に挑戦すること自体はよいことですが、大学に進学すれば普通に体験できることを高校・中学でいち早く体験させることがレベルの高い良い研究ではありません。重要なことは高度な装置・方法の使用そのものではなく、それを用いて答えようとする「問い」と結果から導かれる「結論」の科学的論理性と新規性であることを忘れてはいけません。高度な実験装置や方法を用いる時には、その作動原理と使用方法、およびデータの正しい読み方の訓練・習得が必要です。むしろ、生徒理科研究では教科書実験で用いる程度の(あるいはそれより少し高度な)装置・方法や実験器具を上手に駆使して新規性のある独創的な研究を展開するのが知恵の見せ所です。
③第3に、研究材料の扱いや実験手順・装置操作に習熟せずに、信頼性の疑わしいものを実験結果としている場合があることです。生徒理科研究は、授業中の教科書実験ではありません。物理・化学・生物・地学のどの分野でも対象とする現象の詳細な観察と、実験手順や装置操作の十分な習熟が重要です。それがなければ信頼性のあるデータは得られません。生物の研究では、まず最初に、材料とする「植物」・「動物」のしっかりした観察と良好な栽培・飼育技術の確立が重要です。枯れかけの植物や死にかけの動物を用いた実験データを信頼することはできません。
♦第3に重要なことは論文の仕上げです。指導教師には責任著者として研究結果を論文出版するという責任があります。研究のとりまとめでは、まず、研究結果を何枚かのスライドにまとめてポスター発表や口頭発表を行います。この段階までは適切な指導のもとに生徒自身が行うのが重要です。次は、研究結果をきちっとした文章で記述された論文にまとめる段階です。「生徒の理科」の論文投稿ページの論文原稿作成法にもとづき論文を執筆します。ポスターや口頭発表に比べ、論文に求められる論理と表現の正確性・厳密性は格段に厳しく、生徒には容易なことではありません。しかし、教育的観点からは不十分でも生徒自身に最初の草稿を書かせることが重要です。そして、生徒の書いた論文草稿を生徒と議論しながら校閲・改善します。この過程は研究結果の明解な文章表現法や科学的・批判的考察法の重要な教育機会です。実験に密着している生徒と一歩離れてみることのできる指導教師との議論から、新しい解釈や新しいアイディアがでてくることもよくあります。こうして生徒による論文執筆の段階が終わります。最後は、研究指導者であり責任著者である教師が再度、論文のデータと、科学的論理、文章表現を徹底的にチェックして投稿原稿を仕上げます。教師による仕上げがなければ、研究成果の査読有り論文誌への出版はほとんど不可能でしょう。繰り返すと、生徒理科研究の成果を論文に仕上げて出版する最終責任は指導教師に有ります。なぜなら、論文出版は研究成果の社会的公表と記録により生徒理科研究の発展に貢献するために行うもので、生徒の個人的能力の評価と表彰を目的とする論文コンクールとは異なるからです。
♦最後に、長期的に見て指導教師と学校に重要なことは特色ある独自の専門研究分野(テーマ)の確立です。
①生徒理科研究を通じて生徒にどれだけのものを与えられるかは、研究環境と指導教師の力量に大きく依存します。研究環境としては学校に少なくとも教科書実験をごまかしなく行えるだけの実験設備・装置・器具・薬品が必要です。また、具体的に生徒理科研究を進めるためには研究テーマに沿ったこまごましたノウハウとそれを実現するための実験器具・薬品等(またはそのための予算)を備える必要があります。教師の力量としては指導分野について、小・中・高校の理科教育とこれまでの生徒理科研究や関連する専門情報の把握、研究ノウハウの蓄積、研究指導能力・論文出版能力の研鑽が必要です。しかし、教育を主たる任務としてきた高校ではこれらの実現は容易なことではありません。現実的には、総花的な分野(テーマ)設定をやめ、科目ごとに生徒の興味の傾向、分野の現代性と発展性・将来性、地域の特徴、協力大学の存在などを考慮して少数の分野(テーマ)を選び、時間をかけて特色ある独自の専門研究分野を育てる取り組みが必要です。
②学校・教師が特色ある独自の専門研究分野(テーマ)を確立するためには、研究分野(テーマ)の立ち上げから最初の論文出版までの研究を学校の支援の下に指導教師自身が行なうのが最も有効です。なぜなら研究はどんな分野(テーマ)であっても、立ち上げから最初の論文出版までが一番大変で、それを生徒にまかす(頼る)のは非現実的だからです。学校と指導教師が研究分野を立ち上げ最初の論文を1つ出すことができれば、それを基礎に(手本に)さらに発展させる研究テーマの提示や生徒自身による関連テーマの提案は容易になるでしょう。
「理科研究コース」の基本事項
①「理科研究コース」は、生徒の理科研究所の紹介する研究アドバイザー(元大学教員)が、直接対面(またはテレビ電話*1)とメールとにより、研究計画の作成から査読有り論文誌への論文出版までトータルな研究指導を1年間かけて行い、受講者が自ら生徒理科研究をトータルに体験することにより、研究業績を挙げる(「生徒の理科」への論文出版)とともに生徒理科研究の指導能力を高めるためのトレーニングコースです。
*1 テレビ電話はテレビ会議システムZoomを用いて行います。使用方法は別ページをご覧ください。
②本コースは、生徒理科研究の進め方を学ぶためのコースです。受講者がすでに知っている実験・調査方法を駆使しながら、どのようにして研究を計画・実行し、研究論文の執筆・出版にまで至るのかを学びます。個別の実験技術についても指導を求める場合は研究アドバイザーに前もってご相談ください。
③対象者は、生徒理科研究の指導能力の向上を求める現役の高校・中学の理科教師と、その他、生徒理科教育関係者です。
④研究アドバイザーは卒業論文・修士論文・博士論文の豊富な研究指導経験のある元大学教員で、生徒の理科研究所の研究アドバイザー登録を行った人です。
⑤原則として個人指導です。しかし、理科研究を行う生徒とその指導教師が1グループとして「研究指導」を受けることも可能です。この場合、研究アドバイザーは、指導教師を支援するという立場でとりくみ、教師に代わって生徒を直接指導する立場はとりません。生徒の研究指導者はあくまで教師であり、研究アドバイザーはその教師を指導・支援するという形です。
⑥研究指導は、1つの研究テーマについて行います。「理科研究コース」の申し込み時に、受講者が希望する分野・研究テーマと研究アドバイザーが指導可能な分野・研究テーマについてすり合わせを行い、両者の合意の上で実施します。
⑦研究は受講者の所属機関(すなわち学校教師であれば勤務する学校)、あるいは受講者が準備する適切な場所で行います。研究に必要な実験器具・設備・薬品等はすべて受講者が準備します。実験・調査における安全性の確保は、研究実施場所の規則にしたがいその管理責任者の指導に基づいて行います。受講者は、当コースの申し込み時に、あらかじめ研究実施場所の管理責任者から、当コースで研究アドバイザーの指導を受けながら研究に取組むこと、実験室・実験装置・薬品等を使用すること、実験・調査における安全性の確保のため研究実施場所の規則に従いその管理責任者の指導を受けることについて許可と了解を取る必要があります。受講者の所属機関以外で行うときはまえもってご相談ください。
⑧研究指導は、4回の対面指導(または、テレビ電話指導)とメールによる定期指導(月1回)とで行います。また、受講者は必要に応じてメール(別途料金不要)で質問したり、追加の対面指導(テレビ電話指導)(別途料金必要)を求めることができます。逆に、状況に応じて対面指導(テレビ電話指導)の回数を減らすこともできます。
⑨研究指導期間は1年間以内の適切な期間です。開始時期は随意です。「理科研究コース」指導開始時に、受講者と研究アドバイザーが相談の上、研究指導計画書を作成し、その計画書に基づき研究指導します。
⑩当コースで研究アドバイザーの指導を受けた研究を受講者が論文出版する場合、研究アドバイザーは共同研究者にはなりません。研究助言者の立場です。謝辞にその旨、お書き下さい。
⑪「理科研究コース」は有料です。料金は、基本指導料、対面指導料、旅費、仲介手数料からなります。基本指導料と対面指導料は研究アドバイザーが受け取る謝金です。旅費は研究アドバイザーが対面指導に行くための旅費(実費)です(テレビ電話指導の場合は不要)。仲介手数料は研究所が受け取る手数料です。
*「理科研究コース」の契約の取り扱いは、特定商取引に関する法律に基づく表記(理科研究コース)にもとづき行います。
⑫教員研修等に「理科研究コース」の利用を希望する場合は、個別にご相談ください。また、研究場所について、教育研修センター等、所属機関以外をご利用の場合も、まえもってご相談ください。大学院生が「理科研究コース」を利用する場合は、所属研究室の指導教員の許可と協力が必要です。まえもってご相談ください。
指導内容
①研究指導は、生徒の理科研究所の「論文出版を目指す生徒理科研究法」と「生徒理科研究論文の書き方」にもとづいて行います。しかし、受講者の希望に応じて一部を削除したり、別の事項を付け加えたりすることもできます。申し込み時に希望を聞き、協議のうえ、最終的な指導内容を決めます。
②研究テーマは、申し込み時に、受講者が希望する分野・研究テーマと研究アドバイザーが指導可能な分野・研究テーマについてすり合わせを行い、両者の合意の上で決定します。分野とおおよその研究テーマが合意できない場合は研究指導はできません。
♦なお、分野・テーマはよく考えて慎重に決めます。受講者が今後、高校・中学校で生徒理科研究を指導する時に実際に役立つテーマ、今後の研究の種となるようなテーマが適切です。自分の興味、生徒の関心、学校等の設備などを総合的に考慮し、今後発展させていくことのできるテーマを考えます。
♦研究アドバイザーの可能な指導分野とおおよその研究テーマは「研究アドバイザーリスト」をご覧ください。また、各研究アドバイザーの紹介情報は「研究アドバイザー略歴」をご覧ください。
③まず最初は研究テーマの決定です。指導は、「生徒理科研究法」の「論文出版を目指す生徒理科研究には新規性が必要」と「新規性と実感可能性があり、研究方法のしっかりした研究課題をたてる」とにもとづき受講者が準備したテーマ候補をもとに指導します。指導は基本的に1回の対面指導(テレビ電話指導)とメールのやり取りとにより行います。またこの時、受講者と議論の上、研究指導計画書を作成し、以後の指導はその計画書に基づき行います。さらに、つぎの研究計画の作成について議論します。
④つぎは研究計画の作成指導です。指導は、「生徒理科研究法」の「科学的論理性に貫かれた研究計画をつくる」と「研究計画をパワーポイントに入れて発表会を行う」とにもとづき受講者が準備した研究計画案(パワーポイントファイル)をもとにおこないます。1回の対面指導(テレビ電話指導)とメールのやり取りとで行います。また、この時に、つぎの実験・調査の実施についても議論します。
⑤実験・調査の実施に関する指導は、基本的にメールで行いますが、ご希望に応じて直接対面指導(テレビ電話指導)を行います。
⑥研究結果の中間報告・ポスター発表・口頭発表の指導は、「生徒理科研究法」の「中間報告・ポスター・口頭発表の作成法」(準備中)にもとづき受講者が準備したパワーポイントファイルをもとに行います。基本的にはメールのやり取りで行いますが、ご希望に応じて対面指導(テレビ電話指導)を行います。
⑦論文作成指導は、「生徒の理科研究法」の「中間報告・ポスター・口頭発表の作成法」(準備中)と「生徒理科研究論文の書き方」にもとづいて行います。受講者は、まず最初に、論文内容を「中間報告・ポスター・口頭発表の作成法」(準備中)にもとづきパワーポイントファイルにまとめます。このファイルをもとに1回の対面指導(テレビ電話指導)を行い、論文の骨格を定めます。また、この時に論文の章構成と各章の内容についての議論を行います。つぎに受講者は、骨格と章構成にしたがって論文本文(ワードファイル)と、図表(パワーポイントファイル)を作成します。これをもとにメールのやりとりと1回の対面指導(テレビ電話指導)で、論文内容について詳細な議論を行います。ご希望に応じて追加の対面指導(テレビ電話指導)を行います。最後に、メールのやり取りを通じて論文原稿の細部をチェックして仕上げます。
⑧受講者は「生徒の理科」論文投稿規定にもとづき論文を投稿します。
⑨論文投稿と査読者への対応については、メールのやりとりで指導します。ご希望に応じて対面指導(テレビ電話指導)を行います。
⑩全体的に研究指導はメールのやり取りと対面指導(テレビ電話指導)で行いますが、必要なら電話で行うこともあります。
⑪研究指導期間は、原則として長くても1年間です。この期間に合わせて研究指導計画を作成します。しかし、研究テーマの性質上、1年を超える期間となる場合は個別に話し合って決めます。なお、1年にならなくても、投稿論文が受理された段階で研究指導は終了します。
⑫本コース受講者は最終的に「生徒の理科」へ論文投稿しますが、投稿論文の「生徒の理科」への掲載は約束されたものではありません。「生徒の理科」では一般の投稿論文と同様に厳正に査読・審査し、査読・審査をパスした論文のみが掲載となります。
⑬なお、本コースは、生徒理科研究の進め方を学ぶためのコースで、個別の実験法・調査法や分析機器の取り扱い法を学ぶためのコースではありませんが、実験技術等について特に質問・希望がある場合は、研究アドバイザーにご相談ください。
「理科研究コース」の問い合わせから申し込みまで
このコースにご興味のある方は、まず、「理科研究コース問い合わせ票」でご希望の研究内容や時期・予定研究場所等を具体的にお知らせください。ご希望ならテレビ電話で打ち合わせを行います。別紙のテレビ電話使用方法をご覧ください。研究所は研究アドバイザーと必要な指導について打ち合わせ・調整を行います。分野とおおよその研究テーマや指導計画を合意した段階で、「理科研究コース申し込み票」をお送りいただきます。生徒の理科研究所から「理科研究コース見積もり・契約書案」をお送りします。内容を確認の上、必要事項を記入し「見積もり・契約書」をご返送ください。また、同時に研究実施場所の責任者(学校教師であれば学校長から、その場所で当コースの理科研究を行うことについての許諾書をとり、お送りください。なお、この時の申込者がその後の当研究所との調整連絡や料金支払いなど、必要な実務の窓口責任者となります。
*「問い合わせ」や「申し込み」に際し取得した個人情報は当研究所の「個人情報の取り扱いについて」にもとづき厳正に取り扱いますのでご安心ください。
「理科研究コース」の料金
料金は「基本指導料」・「対面指導料」・「旅費」・「仲介手数料」からなります。「基本指導料」と「対面指導料」は研究アドバイザーが受け取る指導料です。「旅費」は対面指導に必要な旅費(実費)です。「仲介手数料」は生徒の理科研究所が受け取る手数料です。
①「基本指導料」は1テーマ(個人 1年間)あたり30,000円です。
②「対面(テレビ電話)指導料」は、一回あたり、1時間以内2500円、2時間以内5,000円・半日(4時間以内)10,000円です。実際の対面指導の回数・時間により料金総額が決まります。
③旅費は対面指導で公共交通機関を利用した場合の研究アドバイザーの旅行出発点から実施地までの交通費と宿泊費(必要な場合のみ)の合計(実費)です。各研究アドバイザーの旅行出発点はアドバイザーにより異なります。「研究アドバイザーリスト」をご覧ください。
④仲介手数料は「基本指導料」の20%(6,000円)です。
*「理科研究コース」の契約の取り扱いは、特定商取引に関する法律に基づく表記(理科研究コース)にもとづき行います。
「基本指導料」・「対面指導料」・「仲介手数料」・「論文掲載料」の特別割引
受講者が当コースで取り組んだ研究について「生徒の理科」(シニア論文)に論文投稿した場合、論文出版料を10,000円だけ割り引きます。この他に、大学院学生が受講するときには受講料の特別割引があります。お問い合わせください。
代金の支払い時期と方法
「基本指導料」と「仲介手数料」は、理科研究コースの受講契約後、ただちにお支払いください。「対面指導料」と「旅費(テレビ電話指導の場合は不要)」は指導実施のつど、実施後にお支払いください。支払方法は、振込先(銀行口座)を記した請求書をメールで送りますので、郵便振替または銀行振込でご送金ください。領収書はご希望に応じて発行します。
理科研究コース問い合わせ票
以下のフォームに記入してお送りください。内容を確認後、「問い合わせに対する返答メール」をお送りします。「問い合わせ」送付後数日たっても「問い合わせに対する返答メール」が届かない場合は、再度、「理科研究コース問い合わせ票」をお送りください。通信システムトラブルの可能性があります。なお、個人情報は当研究所の「個人情報の取り扱いについて」にもとづき厳正に取り扱いますのでご安心ください。
理科研究コース申し込み票
このページ下段の特定商取引に関する法律に基づく表記(理科研究コース)の内容を確認の上、以下のフォームに記入してお送りください。内容を確認後、「理科研究コース契約書案」をお送りします。申し込み票送付後数日たっても「理科研究コース契約書案」が送られてこない場合は通信システムトラブルの可能性があります。再度、「理科研究コース申し込み票」をお送りください。なお、個人情報は当研究所の「個人情報の取り扱いについて」にもとづき厳正に取り扱いますのでご安心ください。