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「生徒の理科」シニア論文投稿規定 | 生徒の理科研究所

「シニア論文」は科学研究に関心のある大学教員・研究者、高校・中学の理科教師、一般市民が、高校・中学生徒と同じ目線で理科研究に取組み、その研究成果を原著論文として投稿・出版するためのセクションです。投稿論文は生徒論文と同じ基準で査読・審査され出版されます。生徒の行う理科研究や論文執筆に参考・模範となる論文を期待しています。

「生徒の理科」シニア論文投稿の呼びかけ

高校・中学生徒の理科研究の発展には、見本となる多数のすぐれた理科研究論文が必要です。しかし、残念ながら査読有り論文誌に出版された質の高い生徒理科研究論文は現在のところ多くはありません。この問題の解決のために、生徒の理科研究所は「生徒の理科」誌に理科研究に関心のある者が高校・中学生徒と同じ目線で理科研究に取組み、その研究成果を原著論文として投稿・出版するためのセクション「シニア論文」を設けました。「シニア論文」は高校・中学生徒の論文と同じ基準で査読・審査され出版されます。科学研究に関心のあるシニア研究者(元大学教員・研究者)高校・中学の理科教師、一般市民に、シニア論文への投稿・出版を呼びかけます。「シニア論文」セクションはつぎの2点で科学の教育研究の発展に貢献するものと期待しています。①高校・中学生徒が行う理科研究や論文執筆に役立つ見本論文を多数準備すること、②科学研究に関心のあるシニア研究者(元大学教員・研究者)、高校・中学の教師、一般市民に論文出版の場を提供すること。


シニア論文投稿規定

シニア論文作成の基本事項

①「生徒の理科」シニア論文は、科学研究に関心のある元大学教員・研究者、高校・中学の理科教師、一般市民が高校・中学生徒と同じ目線に立って理科研究を行い、その成果を原著論文(original paper)として発表するために「生徒の理科」に設置されたセクションです。論文投稿規定と論文査読基準は高校・中学生の生徒理科研究論文と基本的に同じです。

②「生徒の理科」シニア論文セクションへの投稿論文には新規性が必要です。論文出版に最低限必要とされる新規性のレベルは、「日本語で行われる高校・中学・小学の理科教育とこれまでの生徒理科研究を超える新規性」です。また、その他の既知情報を参照した場合は、その参照情報を超える新規性を条件とします。そして、論文にはどのような範囲で調べたところ新規なのかを明確に述べることを求めます。さらに、シニア論文には、「生徒理科研究の発展に役立つ」ことが求められます。適切な専門書を参照・紹介することにより概念の正確な理解と分野の体系的把握を図ります。また、どのような意味で「生徒理科研究の発展に役立つ」のかその意義を論文の「はじめに」等で明確に述べます。
*出版に必要な新規性に関する詳しい説明は、生徒論文投稿規定ページの「論文出版に必要な新規性について」、および、生徒理科研究法ページの「第2章 生徒理科研究には新規性が必要である」にあります。査読基準については、「生徒の理科」論文査読規定をご覧ください。

③論文の対象分野は高校理科系科目のすべての分野、すなわち、生物、化学、物理、地学、応用数学の分野です。当分の間は編集委員の関係で、生物、化学(生化学)、応用数学、その他の分野の論文を受け付けます。

④投稿論文は未発表の論文に限ります(重複投稿の禁止)。既発表データは引用なしには論文中に含めることはできません。また、「生徒の理科」への投稿中に他の論文誌への投稿はできません。ただし、重複投稿の禁止は原著論文に関してで、会議録(各種研究発表会や論文コンクールのために提出する研究概要やポスター・論文・要旨等)には適用されません。しかし、一部の論文コンクールでは、受賞論文の外部論文誌等への投稿を禁止しているので、詳しくはコンクール主催者にお聞きください。

⑤論文は次節の「研究倫理の遵守」の各条件を満たす必要があります。*詳しくは生徒理科研究法のページをご覧ください

⑥論文はこのページの「論文原稿作成法」にしたがって作成します。この作成法に従わない原稿は受け付けません。

⑦「新規投稿」論文の投稿には下記の「投稿方法」にしたがって、「添状」・「論文原稿」・「図」のファイルを編集部に送ります。「再投稿」論文および「書き直し投稿」論文の投稿には、「添状」・「論文原稿」・「図」および「査読者への回答」を編集部に送ります。

⑧論文の著者は、研究を実際に行った者、すなわち、学校教員、大学院学生、若手研究者・大学教員、定年後の元学校・大学教員などです。複数人で研究を行った場合は指導的役割を果たした者1名を責任著者とします。責任著者は著者全体を代表して論文内容に責任を持つとともに、編集部との連絡や論文出版料の支払いなど論文出版にかかわる一切の実務に責任を持ちます。高校・中学生徒と共同で研究を進めた場合、生徒を共同著者に含めることになりますが、シニア論文では生徒を筆頭著者や責任著者とすることはできません。生徒を筆頭著者とする場合は「生徒論文」への投稿をご検討ください。

⑨「生徒の理科」(シニア論文)に掲載される論文の著作権は、「CCライセンス表示・非営利 (CC BY-NC) 」にもとづいて取り扱われます。また、特許法上、論文投稿した段階で内容は公表されたものと見なされ、その後の特許申請等は不可能になるのでご注意ください。

⑩「生徒の理科」編集部に提出される著者と責任著者に関する個人情報は、生徒の理科研究所の「個人情報の取り扱いについて」に基づき厳重に取り扱われます。

⑪「生徒の理科」シニア論文への論文出版には出版料の支払いが必要です。査読結果が「出版受理」となった後で支払います。出版料は「出版受理」となった論文原稿について次式で求められる額です。 論文出版料(円)=論文本文総字数 x 3(円) + 40,000(円)
*ただし、すべての著者が公的機関から研究費(100万円以上)の補助を得ていない場合には出版料を30,000(円)だけ特別割引します。また、すべての著者が定年後の元大学教員・元学校教師・元研究者の場合には出版料を40,000(円)だけ特別割引します。(ただし、上の割引の2つまたは3つを同時に受けることはできません。)

*また、生徒の理科研究所の理科研究コースで取り組んだ研究結果を論文投稿した場合、上の特別割引のほかにさらに10,000円だけ割り引きます。
*公的研究経費の代表的なものは以下の経費です。
科学研究費補助金(奨励研究)(日本学術振興会)
スーパーサイエンスハイスクール(文部科学省、科学技術振興機構)
中高生の科学研究実践活動推進プログラム(科学技術振興機構)
中高生の科学部活動振興プログラム(科学技術振興機構)
ジュニアドクター育成塾(科学技術振興機構)
グローバルサイエンスキャンパス(科学技術振興機構)
*論文出版料に関する契約の取り扱いは、特定商取引に関する法律に基づく表記(論文出版料)にもとづき行います。

⑫編集部と責任著者とのやり取りは原則としてすべてホームページのフォームへの入力と電子メールにより行います。

論文出版に必要な新規性について 生徒の理科」生徒論文投稿規定の「論文出版に必要な新規性について」と同じです。生徒理科研究法により詳細な説明があります。

研究倫理の遵守 「生徒の理科」生徒論文投稿規定の「研究倫理の遵守」と同じです。
研究倫理に反する「研究」は社会的には研究とは認められず、研究論文として出版することはできません。「生徒の理科」誌では以下の条件を満たす研究のみ、論文として受け付けます。

①研究倫理(「科学の健全な発展のために―誠実な科学者の心得ー」)を遵守している。また、中等教育における研究倫理:基礎編(一般財団法人 公正研究推進協会)を参考にしてください。*ただし、「中等教育における研究倫理:基礎編」は、「生徒理科研究に必要な新規性と、チェック・参照必須情報」に関して「生徒の理科」とは考え方が異なるので、この点についてはご注意ください。

②遺伝子組み換え実験、動物実験、あるいは人を対象とする研究を含む場合は、遺伝子伝子組換え生物等規制法動物実験等の実施に関するガイドライン人を対象とする医学系研究に関する倫理指針個人情報保護法を遵守している。微生物等(ウイルス、細菌、原生生物、線虫等)の培養・増殖実験の場合は適切な生物安全対策(バイオセーフティ)をとっている(*, **)。ヒトや動物に疾患を起こす可能性のある(BSL2以上の)微生物等の培養・増殖実験は高校レベルでは推奨しません。BSL:バイオセーフティレベル(実験に必要な生物安全対策のレベル)。

WHO実験室バイオセーフティ指針(第3版)
**個々の微生物等の実験に必要な生物安全対策は大学教員にお聞きください。バイオセーフティレベル(BSL)は
各大学で定められています。またそのレベルは固定的なものではなく、科学の発展に応じて変化します。

③著者または著者の所属組織が営利企業や団体・個人等から援助・便宜を受けた場合(利益相反)、そのことによって研究の客観性・公正性がゆがめられていない。

④論文に、第3者の権利を不当に侵害する、または、財産に不当に損害をあたえる情報、または、その可能性がある情報を含んでいない。また、編集部が生徒理科研究論文としての出版にはふさわしくないと判断する内容を含まない。

論文原稿作成法(2019・09・02)

①論文は本文と図・表に分けて作成します。本文は、Word(マイクロソフト)または相当ワープロソフトを用いて作成します。論文原稿用紙はA4判とし、段組みは1段、字の大きさは12ポイントとします。図・表については次節に記します。
(見本)投稿論文本文

②論文本文の文体は、「である」調とし、常用漢字、現代仮名使いで書きます。学術用語は教科書や文部科学省学術用語集等に従います。

③論文本文は、「表題」、「著者名・生徒/その他の別・所属先・所属先住所」、「責任著者名・責任著者のメールアドレス・現在の所属先名・現在の所属先住所」、「要旨」と「分野・追加キーワード」、「はじめに」、「材料と方法」、「結果」、「考察」、「謝辞」、「役割分担」、「利益相反」、「引用文献」、「(英文)表題・著者名・要旨」、「図の説明」の順で書きます。短い論文の場合は結果と考察をいっしょにして「結果と考察」としても結構です。

④論文本文原稿の1ページ目に、表題、全著者名、生徒/その他の別、所属先、所属先住所、責任著者名、責任著者のメールアドレス、責任著者の現在の勤務先名、責任著者の現在の勤務先住所を書きます。

⑤「表題」は簡潔で論文の内容と結論が読者に伝わるものにします。人目を引くだけで情報量の少ないものは避けます。特定の生物を研究材料とした場合は、「表題」にその学名(属名 種名)を斜字で入れます。(例)カイコ(Bombyx mori)。

⑥「著者名」は実際に研究を行った生徒と研究指導者(学校教員または塾講師等)の名前とします。著者名は研究への貢献度の高い者から順番に並べます。最後の著者名は責任著者とします。「生徒/その他の別」は高校・中学生徒の場合は著者名の後に「∗」印を付けます。「所属先」は、その研究が行われた学校または塾等の名称とします。ただし、所属学校以外の機関(塾等)で研究を行った場合の生徒の所属先は、その機関の名称と所属学校の名称との両方とします。

⑦「責任著者」は、論文内容に責任を持つことのできる研究指導者で、論文誌編集部との連絡、出版料の支払いなど論文出版にかかわる一切の実務に責任を負う者とします。責任著者名・責任著者のメールアドレス・現在の所属先・現在の所属先住所を書きます。メールアドレスは仕事(研究)用のコンピュータメールのものを書き、私的なものや携帯メールは書きません。現在、所属がない場合は個人の責任著者名・メールアドレスと現住所(概略)を書きます。

⑧論文本文原稿の2ページ目には、要旨・分野・追加キーワードを書き、つづけて以降の本文を書きます。

⑨「要旨」は、研究目的と結果・結論を中心に論文を400字以内にまとめた文章です。論文検索でかかるように情報量の多い文章とします。「分野」は、関係する高校理科系科目名の1つを、生物、化学、物理、地学、数学、応用数学、農業、生活、工業、その他の中から選んで書きます。「キーワード」には論文検索向けに論文内容を適切に表す重要語句を4個以内書きます。

⑩「はじめに」には研究理由と、研究目的と、結果・結論のまとめと、新規性のレベルを書きます。「研究理由」としては、まず論文の導入文を短く書きます。いきなり課題を提起したり、対象とする現象について模式図を使って紹介したりします。つぎに、先行研究と関連情報にもとづき研究課題についてこれまでに何がわかっており、何が分っていないのかを書きます。先行研究と関連情報は、引用元(著作者と発表年)を明らかにしながら書きます。「何が分かっていないのか」は、次に述べる「研究目的」の新規性と意義が分かるような内容になっていなければなりません。個人的な思いや関心などいわゆる個人的動機は書きません。
「研究目的」としては、実験・調査方法の概略と研究目的(問い)、すなわち、この研究ではどんな方法で何を新しく明らかにするのかを書きます。ただし、複数の実験・調査を行った場合は記述を簡略化し、研究目的概要を書くこともできます。「結果・結論のまとめ」としては、主要な結果と何を明らかにしたのかを簡潔に書きます。なお、「はじめに」には「問い」を書きます。「仮説」は書きません。また、研究目的は研究の応用目的のことではありません。
「結果・結論のまとめ」としては、主要な結果と何を明らかにしたのかを簡潔に書きます。また、「はじめに」には「問い」を書きます。「仮説」は書きません。
「新規性のレベル」としては、どのような範囲を調べたところ新規なのかを簡潔に説明し、生徒理科研究に必要な新規性レベルを超えていることを述べます。
さらに、シニア論文は生徒理科研究の発展に役立つことが求められます。大学レベルの適切な教科書や専門書を参照・紹介することにより概念の正確な理解と分野の体系的把握を図ります。また、どのような点で「生徒理科研究の発展に役立つ」のかを述べます。

⑪「材料と方法」には、実験材料(現象)・実験系(調査地)、実験・調査の流れ、実験装置、薬品、実験処理手順、データのとり方、統計処理・仮設検定法等を書きます。研究対象、材料、重要な薬品と装置などは特別の事情がある場合を除き、一般的名称だけではなく製品名、型番、製造会社名も書き、同分野の研究者なら追試ができるように書きます。実験・調査計画の説明に必要な場合は、模式図や作業流れ図を書くこともあります。また、一般(読者)によく知られていない実験・測定方法はその原理を模式図と文章で説明します。模式図や流れ図等は本稿の「図・表の作成法」にもとづいて作成します。複数の実験・調査・計算を行った場合でも主要な方法はすべてこの節にまとめて書きます。

遺伝子組み換え実験、動物実験、あるいは人を対象とする研究を含む場合は、遺伝子組換え生物等規制法、動物実験等の実施に関するガイドライン、人を対象とする医学系研究に関する倫理指針、個人情報保護法を遵守していることを記します(*2)。微生物等(ウイルス、細菌、原生生物、線虫等)の培養・増殖実験の場合は適切な生物安全対策(バイオセーフティ)をとっていることを記します(*, **)。ヒトや動物に疾患を起こす可能性のある(BSL2以上の)微生物等の培養・増殖実験は高校レベルでは推奨しません。BSL:バイオセーフティレベル(実験に必要な生物安全対策のレベル)。

*2 詳しくは、生徒の理科研究所ホームページの「論文発表をめざす生徒理科研究法 第4章 実験・調査の実施と中間発表」の「2.研究倫理の遵守」参照。
WHO実験室バイオセーフティ指針(第3版)
**個々の微生物等の実験に必要な生物安全対策は大学教員にお聞きください。バイオセーフティレベル(BSL)は
各大学で定められています。またそのレベルは固定的なものではなく、科学の発展に応じて変化します。

独自の材料・現象の提案や実験装置の作製を目的とする研究の場合には、その材料・現象の詳細な説明や実験装置の作製過程の詳しい説明(写真・模式図・設計図を含む)はこのページではなく、結果ページに書きます。

⑫「結果」には、実験・調査・理論計算の結果と結論を書きます。また、その他のことで新規に分かったことを書くことができます。
「結果」としては、実験・調査・理論計算により得た結果を、写真、表、グラフと文章で表します。まず、論文発表時に必要となる写真、表、グラフ等をすべて作成します。グラフ・表・写真・模式図は、本稿の「6.図・表の作成法」にもとづいて作成します。グラフと表はExcel(マイクロソフト)を用いて作ります。模式図はPowerPointを用いて作ります。写真(Jpegファイル)はPhotoshop(Adobe)(または無料画像処理ソフトGIMP)をもちいて必要な部分だけを切り抜いて用います。最後にこれらグラフ、表、模式図、写真をPowerPointに貼り付け、矢印や記号をつけて図とします。

結果の説明では、再現性を十分に確認し、その旨を例数を含めて論文に記載します。数値データは適切な統計的仮説検定を行い、その結果を論文に記載します。量的データの特徴を記述するときは、例えば単に「大きい」というようなあいまいな(主観的な)表現は避け、「~に比べて大きい」と比較基準を明確にしながら述べます。実験区と対照区とを比較しながら記述することにより、結果が何を意味しているのかを明らかにしながら書きます。また、一般的な方法に重要な変更を加えて独自の方法を確立した場合は、そのことを結果の中にも書き込みます。

「結論」としては、結果から論理的に導かれる「結論」を書きます。また、その他のことで新規に分かったことを書くことができます。このとき「結論」は、研究目的の「問い(疑問)」に対する「答え」となっていなければなりません。因果関係を実証(証明)する論理、因果関係を推測する(新しい仮説を定立する)論理、既知の因果関係(仮説)を支持する(矛盾しないことを示す)論理の違いに注意して適切な表現で書きます。ネガティブデータや「有意差なし」の解釈では、「~とはならなかった」と「~ではない(ことが分かった)」との違いに注意します。確信の程度があいまいな「考えられる」はできるだけ用いません。「~である」「~を示した・~を証明した」「たぶん~だろう」「~を示唆する」「~の可能性がある」「~かもしれない」「~を支持する・~と一致する」「~と矛盾しない」「~を否定する・~は否定される・~と矛盾する」「~の可能性は低い」など、確信の程度の明瞭な表現で書きます。

前述のように、独自の材料・現象の提案や実験装置の製作を目的とする研究の場合には、その材料・現象の詳細な説明や実験装置の作製過程の詳しい説明(写真・模式図・設計図を含む)はこの「結果」に書きます。また、物理等で一定の理論計算を行い実験結果による検証を行ったときは、理論計算や検証結果はこの結果ページに書きます。

複数の異なる実験・調査を行ったときは、「結果」の下に各実験・調査のための節を作成し、実験・調査毎に結果・結論を書きます。各節では、導入文として、まず、その実験・調査の研究目的(問い)と実験調査(材料と方法)の概略を短く述べ、つづけて結果と結論を書きます。これを実験・調査の数だけ繰り返します。

⑬「考察」には、「結果・結論のまとめ」と「新規性の学問的意義」について書きます。「結果・結論のまとめ」では、研究で明らかにした結果・結論を短くまとめます。このとき、「結論」は「はじめに」で提起した問いに対する結果にもとづく回答となっていなければなりません。

「新規性の学問的意義」では、まず、結果・結論のどの点に新規性があるのかを先行研究や関連情報を引用しながら説明します。つづいて、その学問的意義、すなわちその結果・結論から導かれる(推測される)新しい考え方等について、先行研究や関連情報を引用しながら議論します(著者の考えを書きます)。この時、新規のアイディア(仮説)等を模式図を示しながら説明することもできます。また、社会的意義があればそれも書くことができます。さらに、研究の過程で明らかになったその他の新規事項についても、その新規性を説明し、その学問的意義や社会的意義を書くことができます。「今後の計画」は書きません。しかし、将来の期待される研究方向については書くことができます。

考えを述べるときは、確信の程度があいまいな「考えられる」はできるだけ用いません。「~である」「~を示した・~を証明した」「たぶん~だろう」「~を示唆する」「~の可能性がある」「~かもしれない」「~を支持する・~と一致する」「~を否定できない・~と矛盾しない」「~を否定する・~は否定される・~と矛盾する」「~の可能性は低い」など、確信の程度の明瞭な表現で書きます。

複数の実験・調査を含む場合は、まず、実験・調査全体で何を明らかにしたのかを書き、つづいて各実験・調査で明らかになった「結果・結論」を短く列記します。考察は、「結果・結論」の新規性について説明し、その学問的意義や社会的意義を書きます。

⑭「謝辞」には、研究の遂行や論文作成で協力を受けた人に対する謝辞を書きます。たとえば、研究材料の提供、実験器具の貸与、研究場所の提供、助言、情報提供、論文のチェックなどです。「研究費補助金」には、研究経費や論文出版料の支援を受けた場合はその名称を書きます。支援を受けていない場合は「研究費補助金はなし」と書きます。

⑮「役割分担」には、各著者について、「名前:役割」を書きます。役割は「研究企画」・「材料準備」・「実験実施」・「技術指導」・「データ処理」・「図表作成」・「論文作成」など簡潔な言葉で書きます。

⑯「利益相反」には、この研究課題に関して著者または著者の所属組織が営利企業または営利追求団体や個人から受けた援助・便宜について書きます。企業・団体・個人名と援助・便宜の内容を簡潔に書きます。ない場合は「利益相反はなし」と書きます。

⑰論文は、一般的に明らかなことや先行研究等で明らかにされていることはすべて「出典(引用元)」を明らかにしながら書きます。著者がこの研究で明らかにしたことあるいはあらたに提起した考え方以外の内容はすべて引用元を明らかにしなければなりません。あいまいな伝聞や引用元の不明なことがらについては科学情報としては引用できません。「出典(引用元)」は本文中に「著者名(発表年)」を記入することにより示します。ただし、著者が3名以上の場合の著者名は「第1著者名ほか」とします。著者名は姓だけを書きます。ホームページ情報で発行年が不明な場合には(ホームページ)とかきます。

(本文中での引用のし方
(2名の時)――――この変化は常温では起こらない(村辻・村辻,2018)。
(3名以上の時)――――村辻ほか(2010)はこの現象を――――――
(発表年の不明なホームページ情報)ーーー生徒の理科研究所(ホームページ)ーー
(単行本や教科書等の厚い文献で発行年だけでなく特定のページを指定する場合)ーーーー(村辻ほか, 2021:203)ーーーー

⑱インターネット上のホームページは重要な情報源です。しかし、そこから得られる情報の取り扱いには注意が必要です。インターネット上にある情報は基本的には原文献にまでさかのぼり、正式の引用を行います。査読のない紙誌に発表された報告や論文は、その信頼性には注意が必要ですが自分が重要と認めるなら引用できます。一方、著者や責任者が特定できないインターネットや紙誌の情報は信頼できる科学情報とみなすことはできません。根拠データの示されないブログ・ツイッター等の記事やホームページ情報は根拠ある科学情報としては引用できません。機器・ソフトの使用方法や科学法則の説明など有用な情報がホームページ上にありますが、これらの中には残念ながら著者名が明記されていない情報があります。このような著者名のあいまいな情報は「信頼できる科学情報」とはみなせません。しかし引用せざるを得ない場合は、自ら確かめるなどして自分が記事の信頼性に責任をもつことができるなら引用できます。しかし責任を持てない場合は引用してはいけません。

⑲「引用文献」には、本文中に引用したすべての文献の文献情報を書きます。本文中に引用しなかった文献は書きません。ローマ字で表した時のABC順でリストします。文献情報の書き方は引用文献の種類により異なります。論文誌に掲載された論文の場合は、全著者名、発行年、論文の表題、掲載論文誌名、巻(号)、ページを書きます。単行本の場合は、著者名、発行年、本の表題、出版社名を書きます。編集(監修)本に掲載された論文の場合は、論文著者名、発行年、論文(章)の表題、本の表題、編集(監修)者名、出版社名、論文ページを書きます。教科書や参考書は単行本と同様に書きます。ただし、教科書や標準的な参考書で著者が5名を超えるときは、著者名は監修・編集者(または代表者)名と「他~名」とを書きます。さらに教科書の場合は教科書名のあとに「高校教科書」など、教科書とわかるように書きます。web論文誌やweb書籍の場合は、一般の論文誌や書籍と同様に書き、最後にDOI(デジタルオブジェクト識別子)(ある場合のみ)を書きます。論文コンテスト受賞論文の場合は、著者名、コンテスト実施年、論文の表題、コンテスト名、受賞名を書きます。一般のwebページの記事の場合は、記事著者名(ページ責任者・団体名)、発行年または最終更新日(記載のない場合は「ホームページ」と書く)、記事表題(ページ表題)、サイト名(~ホームページ)、ページアドレス(https://)、閲覧日時(yy/mm/dd)を書きます。具体的な書き方は、下の例や「見本論文」を参考にしてください。なお、単なる投稿サイトのweb記事や、記事著者名(ページ責任者・団体名)あるいはサイト責任者名(団体・会社名)のないweb記事は原則として引用することはできません。しかし、自分の責任で引用する場合は、上の一般webページ記事と同様に引用情報を書きます。

(「引用文献」での書き方)
論文誌に掲載された論文の場合  村辻理男・村辻秀雄(2018): あたらしい細胞観察法、生徒理科研究 4(2):16-31.
単行本の場合  村辻理男(2018): あたらしい細胞観察法,生徒の理科出版.
編集本に掲載された論文の場合  村辻理男(2016): あたらしい細胞観察法、これからの生徒理科研究、村辻理科子(編)、生徒の理科出版、56-85.
教科書の場合 村辻理男 他6名(2015):生物 高校教科書、生物出版。
論文コンテストの受賞論文  村辻理男(2017): 新しい細胞観察法、第3回学生理科研究コンテ、優秀賞.
一般webページの場合  生徒の理科研究所(ホームページ): 「生徒の理科」とは、「生徒の理科研究所」ホームページ、https://seitonorika.jp/journaltop/、2018/07/26

⑳「(英文)表題・著者名・要旨」は、表題・著者名・要旨の英訳です。英文に不安のある者は有料の科学論文校閲をご利用ください。

「図の説明」は、図の下につける表題と説明です。図1、図2というように図に通し番号をつけ、表題と説明文を書きます。組図の場合は、さらに各図を図1A、図1B、図1Cというように分けます。さらに図が多い場合は、図1A1、図1A2、図1A3というように分けることもあります。図に入れた矢印や記号の説明は図番号と表題に続けて書きます。「表の説明」は、一般に表の一部として表の上と下に書き入れます。表題は表の上に書き、説明は表の下に書きます。しかし、説明が長くなる場合は、説明文は表とは別に「図の説明」の最後に「表の説明」として書きます。図と表を1つの組図に入れることもできます。「音声の説明」は、本文の「音声」データの下に書く表題と説明です。複数の音声データを含む場合には、音声1、音声2というように各音声データに通し番号を打ち、それぞれについて開始何分何秒後から始まるかを書いた後、その表題と説明を書きます。例えば、音声1 00:02 リコーダー音、音声2 01:20 ピアノ音。「動画の説明」は、本文の「動画」データの下に書く表題と説明です。複数の動画データを含む場合には、動画1,動画2というように各動画データに通し番号を打ち、それぞれについて開始何分何秒後から始まるかを書いた後、その表題と説明を書きます。例えば、動画1 00:03 歩く動作、動画2 01:20 走る動作、動画3 02:00 跳ぶ動作。

*投稿論文作成のより詳細な説明は、生徒の理科研究所ホームページ「論文発表をめざす生徒理科研究法 第5章 ポスターと投稿論文の作成法」参照。

図・表ファイルの作成法

①「図・表」は、各図・表について出版論文に載せる時の大きさで作成します。図には(写真やグラフ、模式図、数式)を含みます。出版論文の用紙サイズはA4版、段組みは2段となるので、この段幅、ページ幅を考慮しながら図・表の大きさを決めます。

②図・表の合計数は、7個以下とします。図・表の数が多い時は複数のものを1つの組図にまとめ、合計数を7個以下とします。図と表を合わせて1つの組図とすることもできます。ただし、音声ファイルを提出する場合は、図・表の合計は6個以下とします。

③図・表には図番号を付けます。図番号は、図1、図2、図3、、、というように付けます。組図の場合は、さらに各図を図1A、図1B、図1Cというように分けます。さらに図が多い場合は、図1Aを図1A1、図1A2、図1A3というように分けることもあります。各図(図1、図2、、、、)の表題と説明文は、論文本文の最後の「図の説明」欄に書きます。
表も図と同じように表1、表2、、、というように番号を貼り付けます。ただし各表の表題と説明は表の上下に書き込みます。表題は表の上に書き、説明は表の下に書きます。

④グラフの作成にはExel(マイクロソフト)、写真の処理はPhotoshop(Adove)(または無料画像処理ソフトGIMP*8)、模式図の作成はPowerPoint(マイクロソフト)、表の作成はExelを用いると便利です。すべて出版論文に載せる時の大きさで作成します。写真の場合は必要の部分だけをPhotoshop(またはGIMP)で切り抜いて使います。こうして作成した原図をPowerPointの「デザイン・ページ設定・スライドサイズA4・スライド縦(19cmx27.5cm)」のページにはりつけ、複数の図を組み合わせたり、図の大きさを変更したり、矢印や記号を入れたりして最終的な図を完成します。 各図・表はべつべつのPowerPointページに作成します。図・表に入れる字・線の大きさと太さは、論文印刷時の大きさ・太さを考えて決めます。

*8 画像処理ソフトの操作手順はPhotoshopの方法で説明します。GIMPを用いるときは同等の処理をGIMP操作法に従って行います。GIMPのダウンロードと操作法はインターネットで調べます。

⑤最後にPowerPointファイルから解像度330dpiのJPEGファイルを作成します。PowerPointで保存すべきスライドを出し、「ファイル」「名前を付けて保存」を選択します。保存場所を指定した後、出てきた画面で「ファイルの種類」を「JPEGファイル交換形式(*.jpg)」とし、同画面下段の「ツール∇」をクリックし「画像の圧縮」を選択します。出てきた画面で「HD(330dpi):高解像度(HD)表示用」をチェックし「OK」をクリックします。元に戻るので「ファイル名」を入れて「保存」をクリックします。出てきた画面で「このスライドのみ」をクリックするとJPEGファイルが保存されます。このJPEGファイルをPhotoshop(またはGIMP)で開き、必要な部分だけを切り抜き、新ファイルとしてJPEGで保存します。これで330dpiの投稿用のJPEG図ファイルが完成します。なお、投稿用JPEG図ファイルにはファイルサイズ3MB以下という制限があります。3MBを超える場合はPhotoshop(またはGIMP)でサイズを小さくします。

*図・表の作成法の詳しい説明は、生徒の理科研究所ホームページ「論文発表をめざす生徒理科研究法 第5章 ポスターと投稿論文の作成法」参照。
(見本)投稿論文図表

音声ファイルの作成法

①音声ファイルは1個に限り提出できます。無料の音声編集ソフト(例えば Audacity*1)を用いてデータとして必要な部分だけを切り出し、MP3形式に変換して5MB以下のファイルサイズにします。5MBはビットレートを320kbps(あるいはサンプリング周波数44000Hz)(高品質)とすれば約2.5分間、128kbps(22000Hz)(普通品質)とすれば約6分間のデータ量です。5MB以上の音声データは提出できません。複数の音声データを提出する場合は、音声編集ソフトでデータをつなぎ合わせて、5MB以下の1つのファイルとします。論文投稿に当たっては、音声ファイルは投稿票の添付ファイル入力欄の最下段の音声ファイル欄に添付します。

*1 Audacityは音声データの解析・編集に有用な無料ソフトです。しかし、扱うことのできる音声ファイル形式が少ないのが難点です。そこでAudacityを使うときは別途、無料の音声ファイル形式変換ソフトを使うと使用範囲が広がります。ネットで容易に手に入ります。

②音声ファイルには説明音声と音声データを入れます。最初に説明音声で、「生徒の理科音声データ、”論文タイトル”」と入れ、続いて。「音声1:”説明音声”、”音声データ”」を入れます。音声データの説明音声には表題と説明(必要な場合のみ)を述べます。複数の音声データを提出する場合は、最初に説明音声で「生徒の理科音声データ、”論文タイトル”」と入れ、続いて「音声1:”説明音声1”、”音声データ1”、(約3秒の)、音声2:”説明音声2”、”音声データ2”」・・・といれます(*)。音声データの詳しい説明は論文本文中の「音声の説明」に書きます。

*複数の音声データを入れた音声ファイルの具体例は下の「音声ファイル例」を参照。

③論文においては、web上の本文では論文に表示される音声プレーヤーをクリックして音声を聞きます。一方、pdfファイルでは表記されたアドレス(Url)をクリックしてwebブラウザーで聞いたり、音声ファイルをダウンロードして各自の音声プレーヤーで聞いたりします。

④音声ファイルの説明文は自分で読み上げてもよいし、読み上げソフトを用いた合成音声でも可能です。読み上げソフトとしては「音読さん」を利用できます。無料で「音読さん」を使うときは必ずクレジット(謝辞)を論文中の「音声の説明」欄に書く必要があります。「音読さん」を用いた説明音声とクレジットの例は以下のとおりです。

音声ファイル例 ホームページの論文本文では論文中に表示された音声プレーヤーをクリックすることで聞くことができます。(説明音声は読み上げソフト「音読さん」で作成した。)

 一方、Pdfファイルの場合は、論文中に音声データのUrlが表記されます。このUrlをshiftキーを押しながらクリックして別ウインドウを開きブラウザーで音声を聞いたり、ダウンロードして別のプレーヤーで聞いたりすることができます。(例)https://seitonorika.jp/wp-content/uploads/onseirei2.mp3

動画ファイルの作成法

①動画ファイルは300MB以下のファイルを1個に限り提出できます。無料の動画編集ソフト(例えば 「フォト」*1)を用いてデータとして必要な部分だけを切り出し、MP4形式に変換して300MB以下のファイルサイズにします。動画の大きさは960x540(540p)(16:9)以下とします。音声は必要な場合を除き削除します。300MBは960x540で約3分間のデータ量です。300MB以上のサイズの動画ファイルは提出できません。複数の動画データを提出する場合は、動画編集ソフトでデータをつなぎ合わせて、300MB以下のファイルとします。

*1 「フォト」はマイクロソフトのwindows10に組み込まれた無料の動画編集ソフトです。より高性能で使いやすい動画編集ソフトがたくさんあります。有料のものを用いると高度な編集が行えます。

②動画ファイルにはキャプション(表題や説明)と動画データを入れます。最初に例えば「生徒の理科動画データ、”論文タイトル”」(5秒間)と入れ、つづいて「動画1:”キャプション(表題と説明)”、”動画データ”」を入れます。最後に「終わりキャプション」(5秒間)を入れます。複数の動画データを提出する場合は、最初に「生徒の理科、”論文タイトル”、動画データ」(5秒間)と入れ、続いて「動画1:”キャプション1”(約5秒間)、”動画データ1”、動画2:”キャプション2”(約5秒間)、”動画データ2”」・・・といれ、最後に「”終わりキャプション”」(5秒間)を入れます(*)。各キャプションにはその動画の表題と説明(必要な時のみ)を書きます。動画データの詳しい説明は論文本文中の「動画の説明」に書きます。"終わりキャプション"は 「終わり」という文字です。

*複数の動画データを入れた動画ファイルの具体例は下の「動画ファイル例」を参照。

③動画データは注目すべき場所に矢印を入れるなどして分かりやすくします。また、再生速度を変更して遅い動きを早くしたり早い動きを遅くしたりして詳しく観察できるようにします。この時は動画の説明文にそのことを書きます。動画では明らかに個人を特定できるような人の顔や姿は載せません。やむを得ない場合にはぼかしやモザイクを入れて隠します。また個人住居なども持ち主名や住所をあきらかに特定できるものは載せません。載せる必要があるときは本人の承諾が必要です(個人情報保護法)。未成年の場合は親の承諾も必要です。

④動画ファイルはユーチューブの生徒の理科研究所チャネルで公開します。論文においては、web上の本文では論文に埋め込まれた動画をクリックして見ます。一方、pdfファイルでは表記されたアドレス(Url)をクリックして動画ファイルをダウンロードして各自のwebブラウザーで見ます。

*動画ファイル例 ホームページの論文本文では論文中に埋め込まれた動画をクリックすることで見ることができます。

 一方、Pdfファイルの場合は、動画ファイルのUrlが論文中に表記されます。このUrlをshiftキーを押しながらクリックして別ウインドウを開きwebブラウザーで見ます。(例)https://youtu.be/g8PdvLrKfbU

投稿前チェック 「生徒の理科」(生徒)論文投稿規定の「投稿前チェック」と基本的に同じです。だだし、2.と6.は次のように変更します。

2. 論文出版に必要な新規性のすべての条件を満たしている。また、生徒理科研究の発展にはたす役割が書かれている。

6.論文出版には出版料の支払いが必要です。出版料は「書き直し投稿」原稿から次式により求められる額です。論文出版料(円)=論文本文総字数 x 3(円)+ 40,000(円)
*ただし、すべての著者が公的機関から研究費の補助を得ていない場合、あるいは、すべての著者が大学・大学院学生の場合には出版料を30,000(円)だけ特別割引します。また、すべての著者が定年後の学校教員・大学教員の場合には出版料を40,000(円)だけ特別割引します。(ただし、上の割引の2つまたは3つを同時に受けることはできません。)
*さらに、生徒の理科研究所の理科研究コースで取り組んだ研究結果を論文投稿した場合、上の特別割引のほかにさらに10,000円だけ割り引きます。

査読委員の推薦 「生徒の理科」生徒論文投稿規定の「査読委員の推薦」と同じです。

添状の書き方 「生徒の理科」生徒論文投稿規定の「添状の書き方」と基本的に同じです。ただし、「出版意義」に次の一項を加えます。「④この論文の生徒理科研究の発展における意義」

「査読者への回答」の書き方 「生徒の理科」生徒論文投稿規定の「査読者への回答の書き方」と同じです。

論文の投稿方法(新規投稿) 「生徒の理科」生徒論文投稿規定の「論文の投稿方法(新規投稿)」と同じです。

再投稿論文の作成と投稿方法 「生徒の理科」生徒論文投稿規定の「再投稿論文の作成と投稿方法」と同じです。

*前回投稿の査読結果が「書き直し再査読」であった場合の「再投稿」 「生徒の理科」生徒論文投稿規定の「前回投稿の査読結果が「書き直し再査読」であった場合の「再投稿」」と同じです。

*前回投稿の査読結果が「書き直し受理」であった場合の「書き直し投稿」 「生徒の理科」(生徒)論文投稿規定の「前回投稿の査読結果が「書き直し受理」であった場合の「書き直し投稿」」と同じです。

*前回の投稿の査読結果が「受理」であった場合の「書き直し投稿」 「生徒の理科」生徒論文投稿規定の「前回の投稿の査読結果が「受理」であった場合の「書き直し投稿」」と同じです。

論文出版料の支払い 「生徒の理科」生徒論文投稿規定の「論文出版料の支払い」と基本的に同じです。ただし、③はつぎのように変更します。

③ただし、すべての著者が公的機関から研究費の補助を得ていない場合、あるいは、すべての著者が大学・大学院学生の場合には出版料を30,000(円)だけ特別割引します。すべての著者が定年後の学校教員・大学教員の場合には出版料を40,000(円)だけ特別割引します。(ただし、上の割引の2つまたは3つを同時に受けることはできません。)
*また、生徒の理科研究所の理科研究コースで取り組んだ研究結果を論文投稿した場合、上の特別割引のほかにさらに10000円だけ割り引きます。

「最終投稿」の方法 「生徒の理科」生徒論文投稿規定の「最終投稿」の方法」と同じです。

ゲラ刷りの校正方法 「生徒の理科」生徒論文投稿規定の「ゲラ刷りの校正方法」と同じです。

web掲載論文のチェック 「生徒の理科」生徒論文投稿規定の「web掲載論文のチェック」と同じです。

掲載論文の社会的公表・保存措置 「生徒の理科」生徒論文投稿規定の「掲載論文の社会的公表・保存措置」と同じです。

以上