Seitonorika 2025-1, 2025年8月19日掲載, 全文表示 Pdfダウンロード
中山 大地,砂川 耕作,中山 淳
要旨:ダイナミックストレッチ(以下:DS)は、動きの中で関節可動域を拡大させるストレッチ方法であり、瞬発的パフォーマンスの向上に効果があることが示されている。一方、スポーツ分野で広く用いられるコンプレッションウェア(以下:CG)は、身体に局所的な圧力を加えるもので、筋肉や関節への負担軽減、血流改善、けがの予防などの生理学的効果が期待されている。しかし、CGの着用タイミングや有無、およびDSとCGの併用効果に関する研究は限られている。そこで本研究では以下の4条件を設定し、5種類の運動テストを通じて、それぞれの条件が運動パフォーマンスに与える影響を比較・検討した。①ストレッチなし・CGなし(対照条件:CL)、②DS実施、③CGのみ着用(DSなし)、④CG装着後にDS実施。その結果、運動パフォーマンスのみならず敏捷性の向上においてはDS単独の実施が有効である可能性が示唆された。さらに、CGの効果についてはサイズや装着感が個人差により大きく異なることが明らかとなり、不適切なサイズのCGを着用することはかえってパフォーマンスを低下させるリスクを伴うことが示唆された。
類別:生徒論文 分野:生物 キーワード:ダイナミックストレッチング,コンプレッションウエアー,運動パフォーマンス,バッテリーテスト